国際書籍博覧会における担当は、施設内のラジオ放送の監督だと上司に言われ、私は怖くなりました。それは全く経験のない仕事です。私は祈りました。「神よ、そういう仕事の経験は、私にはありません。どうか助けてください」

神は私の必要を全て備えてくださいました。経験豊富な技術者と数名のアナウンサー、そして、見落としていた詳細に関する再確認のチャンスです。振り返って思うことは、神が全ての必要をご存じで、私の賜物の使いどころも示してくださったので、あのラジオ放送は上手くいったのです。

神が仕事を課されるときは、必要な人材も装備も下さいます。神はベツァルエルを指名して幕屋の建築を命じられました。ベツァルエルは既に熟練の細工師でしたが、神はその技術の上に、神の霊と知恵、知識、理解する力を授けられました(出31:3)。さらに熟練の技巧師オホリアブを助手にされました(6節)。こうしてベツァルエルたちは、天幕とその備品、祭司の式服を作りました。これらはイスラエル人が神を正しく礼拝するための備品でした。

ベツァルエルは、「神の陰(保護)にある」という意味です。彼は、神の守りと力によって、そして神が供給してくださるもので、この仕事を生涯にわたって担いました。神が促されたなら、果敢に挑戦し、貫徹させましょう。神は私たちに何が必要かご存じです。それをいつどのように与えるべきかもご存じです。