大学生だった頃、合宿で性格診断が話題になりました。私は、自分のことを「管理者型」とか「広報運動家型」と言う友人たちに戸惑いました。そして、「僕は何でも型だよ」と冗談を言いました。

その後、私は、MBTIやDiSCといった性格診断テストについて学び、魅了されました。それは、各々の傾向や強味、そして弱点を客観的に理解させてくれます。頼り過ぎは禁物ですが、己の成長を促すツールとして、神に用いていただけるものだと思っています。

聖書に性格診断テストはありません。しかし、私たちは他の誰とも違う唯一無二の存在だと明言しています(詩139:14-16、エレ1:5参照)。また、神は全ての人に他人には無い独自の性質と才能を授けられたと語ります。それは互いが仕え合うためです。使徒パウロは「私たちは、与えられた恵みにしたがって、異なる賜物を持っている」(ロマ12:6)と述べています。

パウロによれば、この賜物は、自分のためだけではなく、神の民、キリストの体(5節)に仕えるために与えられたものです。賜物は、神が恵み深くよいお方であり、私たちの内に、また、私たちを通して働かれることを表します。各々の賜物は、神の御業の一端を担う唯一無二の人になるようにと、私たちを招いています。